FC2ブログ

記事一覧

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

サブ4への努力が水泡に帰す恐れも ベルリンマラソンでの“危険な賭け”

サブ4への努力が水泡に帰す恐れも ベルリンマラソンでの“危険な賭け”
 「サブ4(マラソン4時間切り)復活プロジェクト」@ベルリンマラソン報告の続きである。
 時間切れ、不安いっぱいでのレース本番になったが、マラソンはマネジメントのスポーツである。ダメはダメなりに作戦を立てなければならない。通常は目標タイムから平均ペースを割り出して、それまでの練習成果や当日の体調などを勘案しながらどんな走りをするかを考える。アマチュアランナーにとっては「前半抑えて、後半に備える」が大原則だ。スタート直後はレースの興奮もあって誰もがオーバーペース気味になる。実際、体は軽く快調に飛ばせる。だが、マラソンにラッキーや結果オーライは絶対にない。練習した以上の結果は出ない。
 だから、実力以上の走りをすると、ほぼ確実に後半で潰れることになる。「タイムの貯金はカラダの借金」という言葉もあるほどだ。

【写真】ベルリンマラソンを走る人へのアドバイス

 そこで、前述の原則を踏まえた上で、どういう力の配分をするかを考えるのだ(と言っても、なかなか計画通りにいかないのだが……)。目標は、なんとしてもサブ4である。1秒でいいから4時間を切ってゴールすることだ。前回の連載で説明した通り、できるとしてもギリギリになることはわかっていた。サブ4の設定ペースはキロ5分40秒~41秒で、42秒になったらアウトである。最大の不安は、わずか2カ月程度の走り込みで「脚が持つかどうか」だ。脚が持たないとどうなるのかというと、30km~35kmを過ぎた頃に急に脚が重くなって動かなくなったり、ももやふくらはぎがつったりする。ペースも一気にダウンしてキロ1分~2分は遅くなる。俗に言う「30kmの壁」というやつだ。こうなったら、サブ4は絶対に無理である。

 「壁」を克服するには前半でできるだけ脚を温存するしかない。なので、前半はどんなに体調がよくても、どんなに人に抜かされてもキロ5分40秒より速く走らないことを心に誓った。ここで重要なのは、42秒より遅くなっても焦らないことだ。設定ペースから遅れると、その遅れを取り戻そうとペースを上げてしまうことがよくある。そして、気がつくとオーバーペースになっているというのは、私もよくやるパターンである。無用なペースの上げ下げは脚への大きな負荷にもなる。だから、前半は多少タイムの遅れが出ても気にせず、抑えて走るというプランを立てた。

 ただ、これだと前半ハーフで2時間を超えてしまう可能性がある。それでも焦らず(遅れを取り戻そうとはしないで)、抑え気味にペースを刻んで、30kmを過ぎたあたりでタイムと脚の温存状態を確認しながら徐々にペースを上げて遅れを取り戻そうと考えたのだ。要は、前半は遅れても盛り返しできるギリギリゆっくりのスピードで走って、後半死ぬ気で追いつくという計画だ。

 正直、この作戦は危険というか“賭け”だった。過去にこんなマラソンをやったことはなかった。成功したレースはたいてい前半ハーフで目標タイムに対して数分の“貯金”をつくり、後半調子がよければそのままペースを上げて目標タイムを楽々クリアするか、後半に疲労がきて若干ダウンしても前半の“貯金”の範囲内でゴールするというパターンだった。それが、今回は前半の“借金”を後半で確実に“返済”しなければならない。30km地点でペースを上げる余力が残っていなければ、サブ4へ向けた努力は水泡に帰す。だが、いろいろ考えてもこれしかなかった。練習不足の脚を使ってサブ4を達成するには、多少の危険は覚悟するしかなかったのだ。

 さて、これで大雑把な作戦は決まった。次は作戦というほどのことではないが、これからベルリンマラソンを走る人へのアドバイスという意味も込めて説明しておきたいのが、コースマップをしっかり頭に入れておくということだ。もちろん、これはベルリンに限らずどのマラソンにもいえることで、できれば乗り物に乗ってコースの下見ができればベストだと思う。今回は、時間に余裕がなかったので一部下見をして、あとは地図を何度も眺めた。

 ベルリンマラソンのコースは平坦(へいたん)で世界屈指の高速コースであることは前回書いた。実はもう一つ大きな特徴があって、それは「曲がり角」が多いことだ。ざっと数えると38カ所もあった。東京マラソン(新コース)が23カ所、ボストンマラソンなどわずか5カ所だから、その多さがわかるだろう。何が言いたいのかというと、これだけ曲がり角が多いとコーナリングが重要になるということだ。できるだけ最短コースを通るようにしないと損をする。

 きちんと計算したわけではないが、毎回大まわりした人と、きちんとインコースを走った人では数十秒単位でタイムに差が出るのではないかと思う。ただ、同じことを考えるランナーもたくさんいるので、曲がり角のインコースは混雑する可能性が高い。そこで、毎コーナーどういうコース取りをするか判断しながら走らなければならない。そのためにも、コースマップをしっかり頭に入れておくことが必要なのだ。わずか数秒のことかもしれないが、ギリギリのサブ4狙いの私にとってはとても重要なことだった。

 さて、この作戦が実際にはどうなったのか。次回、詳しくお伝えしたい。お楽しみに!

(文 山口一臣 / 朝日新聞デジタル「&M」)

賢い人のお得なサイト | ハピタス

https://stat.ameba.jp/user_images/20170804/23/greatskyblue/9c/3f/j/o0472039613997842252.jpg

関連記事

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

代表取締役: 小林 雅彦

Author:代表取締役: 小林 雅彦
世の中の多くの人達が気になる
最新トレンド情報をどこよりも早くお届けします。

あなたの「知りたい」に応えます。

旅行を無料で行く(期間限定)

LINE_P2017710_155333_0.jpg

人工知能ブログでお小遣い稼ぎ

https://stat.ameba.jp/user_images/20170804/23/greatskyblue/9c/3f/j/o0472039613997842252.jpg

最も話題のドメイン取得(数量限定)

YAHOO!ゲーム「ガンダム」

最注目のビットコイン

bitFlyer ビットコインを始めるなら安心・安全な取引所で

遊びを仕事にする(読者限定)

LINE_P2017710_155333_0.jpg

検索フォーム

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。